キングオブザナイル（2020年生、母ヴェネーノ）

キングオブザナイル（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ナイルの王」。毛色は鹿毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時7歳）と交配したヴェネーノが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。2023年の東京ダービートライアルで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月30日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたゼットリアン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたレゾルシオン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3歳（2023年）

2月18日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のモカラエースを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2023年3月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月10日、中4週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロッソナブアに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ナンセイホワイトにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月15日、中2週で迎えた13戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた14戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、’23トワイライトカップ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、秋暑特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったブラックオパールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中2週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、三峰山特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のジュンハンスを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

11月2日、中5週で迎えた17戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能でバテることなく粘り続けて、最後は2着のメモリーエフェクトを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月7日、中4週で迎えた18戦目は、ブルージルコン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月11日、中4週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた20戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた21戦目は、ポイント10倍!船橋のSPAT4賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。