ブラックオパール（2019年生、母ブリュネット）

ブラックオパール（2019年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黒い花を咲かせるビオラの一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したブリュネットが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,800万円（5.6万×500口）で一口馬主が募集された。

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月26日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3歳（2022年）

2月26日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月28日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた8戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2022年8月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月13日、中4週で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトモエセンニンギリに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月2日、中6週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の137.2万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレイムジョーカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したエドノテーラーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月22日、中4週で迎えた13戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソーサレスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2023年）

1月10日、中2週で迎えた14戦目は、初春特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のロマーシカをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月27日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、まるまるひがしにほん賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたアンジュレイ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、薫風特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は七夕裕次騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスティールドラゴンにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、くろうま賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピエナビーチに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の涼暮月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、朝顔特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイスヴィスタに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

7月26日、連闘で迎えた20戦目は、みうら夜市特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったレッドスパローにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の秋風月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ダイリュウボーラーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた22戦目は、秋暑特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングオブザナイルに4馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

9月21日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のカールスバートを半馬身振り切って8勝目を獲得した。

11月9日、中2週で迎えた25戦目は、富士見オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた26戦目は、’23 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5歳（2024年）

3月26日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4月1日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、牝馬限定戦のスプリングヒロインカップ（川崎ダート2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた29戦目は、卯月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。