サクラヴィヴィアン（2007年生、母サクラスカーレット）

サクラヴィヴィアン（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時7歳）と交配したサクラスカーレットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方27戦8勝。主な勝ち鞍は2012年の七尾明治記念相撲特別(一般B3-1)。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアジェンダに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中3週で迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月11日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4歳（2011年）

5月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、はなみずき賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、最後はマルノリーサと並んで3着同着となった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、ひなげし賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた8戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、優駿の里「安平町アサヒメロン」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のロクイチブライトに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、サイアーライン特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月17日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、日輪草特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、平取町沙流川まつり特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーモリガンに8馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月29日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の巻特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

5歳（2012年）

3月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた13戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のモンテモンドに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤクシンロードに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、昆虫館カーニバル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のダイヤイーグルに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月6日、中1週で迎えた16戦目は、妙成寺五重塔まつり特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウテッペイに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月15日、連闘で迎えた17戦目は、清峰堂の九谷和グラス賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた18戦目は、山代温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた19戦目は、門別町特産軟白長ネギ賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、七尾明治記念相撲特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリトルマーチンに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月6日、連闘で迎えた22戦目は、食い初めかにまつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラプレリュードに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、ボジョレー収穫祭特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、能登島ガラス美術館特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、温泉感謝祭特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた26戦目は、服部はっぴー!特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（10戦5勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

6歳（2013年）

3月12日、中9週で迎えた27戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、的打神事特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた28戦目は、酒樽がえし特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、住吉大祭特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、浅野川・鯉流し特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた31戦目は、加賀友禅まつり特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。