シンワハーツクライ（2008年生、母スワンプキャット）

シンワハーツクライ（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は青毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したスワンプキャットが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方25戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年のツインファイター特別。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月20日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリバービバップに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネマオ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、中2週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るレナソニックを異次元の末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

10月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4歳（2012年）

3月4日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月18日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた15戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、日高報知新聞創刊60周年記念特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、苫小牧産ホッキ貝特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、さまに地場産フェア特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したケイエスブライトを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、JAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、中野区特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた20戦目は、東京家族賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2013年）

1月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五 C2四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

2月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ボンカマラードにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、こぐま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた27戦目は、プレアデス特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた28戦目は、ラスト・シンデレラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったウェルウィッチアに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた29戦目は、ウイニングポスト20周年記念賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた30戦目は、ガンスリンガーストラトス一周年記念（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったトーセンギネスオーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月15日、中4週で迎えた31戦目は、盆踊り特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（12戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月31日、約4か月半の休養明けで迎えた32戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ジルベスター特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

6歳（2014年）

1月14日、中1週で迎えた33戦目は、鴻巣市観光協会賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったヒシタイフーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月22日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

2月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた36戦目は、福山競馬メモリアル賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた38戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。