ララサンスフル（2018年生、母ガーデニア）

ララサンスフル（2018年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+酸化防止剤を使っていない(ワイン用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したガーデニアが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、フジイ興産によって1,944万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

2月7日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

2月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカラネイビーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月25日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞フローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの知床特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた7戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入った。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（2022年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では目立つような脚を使えず18着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた10戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたダブルアンコール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

7月16日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月20日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月6日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月28日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦1勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2023年1月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。