ダブルアンコール（2017年生、母ドナブリーニ）

ダブルアンコール（2017年1月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「多くの人から最高の讃辞を送られるようになって欲しいという願いから」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したドナブリーニが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、DMM.comによって3億9,960万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額3億2,760万円（3.28万×10000口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月22日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カバジェーロにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（2020年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月3日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたグレースオブナイル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルーターズに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

12月12日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水口優也騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

4歳（2021年）

5月9日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水口優也騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、テンハッピーローズに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたグランレイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（2022年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は水口優也騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ファイアダンサーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のララサンスフルを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

9月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。