グランレイ（2017年生、母ミラクルベリー）

グランレイ（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「偉大な王(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したミラクルベリーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。2019年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、名古屋友豊によって1,944万円で落札された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月5日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のマイネルホイッスルに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月15日、中6週で迎えた3戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2020年）

2月9日、中7週で迎えた4戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったギルデッドミラーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中5週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月20日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを5馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月19日、中9週で迎えた10戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

4歳（2021年）

6月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダブルアンコールを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

8月22日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したテイエムイダテンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月24日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のモンファボリをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

5歳（2022年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月30日、中8週で迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの芦屋川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの別府ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したハリーバローズにクビ差届かず2着となった。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（8戦2勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

6歳（2023年）

1月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月26日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったエナジーグランにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

5月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

10月7日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7歳（2024年）

1月28日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた30戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月14日、中6週で迎えた31戦目は、4歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。