マンテンファースト（2015年生、母ピュアマリーン）

マンテンファースト（2015年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一番、第一」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したピュアマリーンが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸美明。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上B2。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月16日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3歳（2018年）

1月27日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月24日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた7戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セレンディバイトに半馬身交わされて2着となった。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーコープラネットに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、サトノアルテミスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2019年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダノンユニヴァースに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

1月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松木大地騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松木大地騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったガレットショコラに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、プローンにアタマ差交わされて2着となった。

6月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、シンカイに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月9日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本幸祐騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったトウケイピンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、GJCファイティングジョッキー賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のレコパンヒュウガをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシントークンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクールジェンヌに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒロシゲヨッシーに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

12月5日、中2週で迎えた26戦目は、姫路競馬7年半ぶり再開記念（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったプラチナポセイドンに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

1月23日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のジョウショーパールに1馬身半の差をつけて優勝

2月20日、中1週で迎えた31戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のオースミマルスを半馬身振り切って優勝

3月4日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ワシヅカミに交わされて2馬身差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2021年10月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。