シーギリアレディー（2006年生、母リヴァーガール）

シーギリアレディー（2006年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「スリランカにある東洋のモナリザといわれている壁画より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したリヴァーガールが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方33戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のJA共済3Qカップ特別(一般C2-3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川越ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中昇によって1,260万円で落札された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた3戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、サッポロドラフトワン賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、クリュギストに交わされて8馬身差の2着に敗北した。

10月29日、連闘で迎えた8戦目は、一般D3-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブルーベリルをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーシャンカレントに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

5月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、イーバンクから楽天銀行賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月13日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、一般C3-3（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドグラフィーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオンワードリーベに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、道の駅樹海ロード日高賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（8戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンハイオークスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、道南・後志・石狩地区農協「よい食」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードオブペガサスに半馬身届かず2着となった。

9月1日、中1週で迎えた19戦目は、JA共済3Qカップ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のイケイケゴーゴーに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、Aiba琴似開設1周年記念特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、みんなあったかホクレン灯油特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（13戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた22戦目は、アサクサデンエン賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（14戦4勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、アドマイヤジャパン賞（門別ダート1800m 雪/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（15戦4勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた24戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（16戦4勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2011年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた25戦目は、サッポロビール特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（17戦4勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木国明騎手（18戦4勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

6月1日、中1週で迎えた27戦目は、あじさい特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐々木国明騎手（19戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた28戦目は、タチアオイ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で佐々木国明騎手（20戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた29戦目は、アガパンサス特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐々木国明騎手（21戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた30戦目は、ホテイアオイ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐々木国明騎手（22戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた31戦目は、静内ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐々木国明騎手（23戦4勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた32戦目は、優駿の里「安平町宅地分譲地」特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐々木国明騎手（24戦4勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた33戦目は、サファイア特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で佐々木国明騎手（25戦4勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた34戦目は、サルビア特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で佐々木国明騎手（26戦4勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた35戦目は、ベゴニア賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で佐々木国明騎手（27戦4勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた36戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、ヱビスビール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（28戦4勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた38戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（29戦4勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。