トレボロユー（1986年生、母キヨノスター）

トレボロユー（1986年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時7歳）と交配したキヨノスターが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。1989年の若草ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月13日、デビュー戦は昆貢騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた2戦目は、栗田伸一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入った。

3歳（1989年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るサムライプリンスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下の飛梅賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノタイソンを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で栗田伸一騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗田伸一騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルトラックを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

4月23日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で栗田伸一騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で栗田伸一騎手（7戦2勝）。17頭立ての8番人気で18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で栗田伸一騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったファーストホームに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で栗田伸一騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で栗田伸一騎手（10戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

4歳（1990年）

7月14日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は12戦連続で栗田伸一騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた14戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。