プラムグレース（1989年生、母エスコート）

プラムグレース（1989年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時12歳）と交配したエスコートが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回、地方21戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月1日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた3戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、シンピュウターに交わされて3馬身差の2着となった。

4月19日、中1週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のエイユーマドンナに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

8月23日、中4週で迎えた9戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（1993年）

4月25日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルデュークに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、中4週で迎えた15戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇多野特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンミンキーに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月29日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

10月2日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

12月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、師走特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1994年）

1月12日、中1週で迎えた24戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったグッドコネクションから半馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2イ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた28戦目は、春蘭特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた29戦目は、つつじ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松原義夫騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松原義夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた32戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（7戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチノサミーから1馬身半差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1ニ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた38戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のサンオンリーに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた39戦目は、葉牡丹特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1995年）

1月10日、中1週で迎えた40戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた41戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、笠松ジョッキーカップh（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤一成騎手（1戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。