シャーリー（1997年生、母ネイチヤガール）

シャーリー（1997年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時13歳）と交配したネイチヤガールが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地29戦1勝2着3回、地方15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

高岡秀行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

6月3日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のエクスポーラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のルビーノカガヤキをクビ差制して勝利をモノにする

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレアリングアローから半馬身差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンの胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

3歳（2000年）

4月18日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の旭山記念公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（7戦2勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったスリーローマンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で井上俊彦騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月12日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で井上俊彦騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で井上俊彦騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で井上俊彦騎手（11戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4歳（2001年）

1月6日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月11日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったセイクロイヤルにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月3日、中2週で迎えた15戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月29日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したウィスキーカラーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月26日、中0週で迎えた21戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサイダーストリームに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月20日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のメグミラベンダーに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月17日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた27戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（12戦2勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月25日、中7週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（13戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（14戦2勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月27日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（15戦2勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月13日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（16戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた37戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

6歳（2003年）

4月25日、約6か月の休養明けで迎えた38戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったミノリコウジを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月27日、中8週で迎えた39戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサンセット賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月7日、中0週で迎えた40戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のドラマティックナイト賞（大井ダート1190m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた41戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の赤富士賞（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた42戦目は、ハンデ戦のサタデーナイト賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた43戦目は、サザンクロス賞（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマノユウユウを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

10月7日、中5週で迎えた44戦目は、ハンデ戦のアルデバラン賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。