メイショウウズシオ（2007年生、母カワカミパウダー）

メイショウウズシオ（2007年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋渦潮」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時19歳）と交配したカワカミパウダーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地39戦5勝2着4回。2010年の京都新聞杯(G2)で4着に入った他、2012年のアンドロメダステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月9日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアグネスクルーガに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月17日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

2月28日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

3月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブレイクアセオリーをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月8日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（6戦2勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月30日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（7戦2勝）。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月10日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したカミダノミにハナ差届かず2着に惜敗した。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で飯田祐史騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で飯田祐史騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナリタシャトルを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月25日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で飯田祐史騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2011年）

10月22日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で飯田祐史騎手（12戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で飯田祐史騎手（13戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で飯田祐史騎手（14戦3勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

5歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で飯田祐史騎手（15戦3勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロードオブザリング決め手に屈してアタマ差の2着となった。

1月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で飯田祐史騎手（16戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナリタプラチナに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

2月25日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で飯田祐史騎手（17戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフミノヤマビコに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月8日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で飯田祐史騎手（18戦5勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったユニバーサルバンクにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月6日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で飯田祐史騎手（19戦5勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は21戦連続で飯田祐史騎手（20戦5勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月11日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は22戦連続で飯田祐史騎手（21戦5勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたダノンバラード決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月1日、中2週で迎えた23戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で飯田祐史騎手（22戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

6歳（2013年）

1月13日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で飯田祐史騎手（23戦5勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

5月11日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた26戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月1日、中6週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7歳（2014年）

2月1日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた31戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた33戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた34戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

8歳（2015年）

4月12日、約11か月の休み明けで迎えた35戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

11月21日、約7か月の休み明けで迎えた37戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデG3のチャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

9歳（2016年）

1月17日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。