スターリーヘヴン（2000年生、母パーフェクトサークル）

スターリーヘヴン（2000年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「星の輝く大空のように美しく、壮大に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したパーフェクトサークルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地37戦6勝2着4回、地方2戦0勝。2005年の福島牝馬ステークス(牝G3)で2着に入った他、2005年のオーロカップ(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額4,800万円（9.6万×500口）で一口馬主が募集された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月14日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は448kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブランピュールに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプリプリに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月15日、中5週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（2003年）

2月22日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したナムラモンスターにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月27日、中4週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキタノスザクをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

8月2日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

12月27日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2004年）

3月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたサンレイフレール決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロマリーを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

5月1日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた23戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウジャコウを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。

10月23日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のプリモスターを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月7日、中1週で迎えた25戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンザンオペラを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月27日、中2週で迎えた26戦目は、S.パスキエ騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月19日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5歳（2005年）

4月24日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウオスカルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた29戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月5日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

7月3日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

8月14日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

11月13日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月15日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はK.デザーモ騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた35戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のガーネットステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

1月18日、中0週で迎えた36戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月12日、中7週で迎えた37戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた38戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた39戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。