ウインヴォイジャー（2011年生、母スイートプラド）

ウインヴォイジャー（2011年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋惑星探査機の名称より。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のタイキシャトル（当時17歳）と交配したスイートプラドが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって766.5万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額1,300万円（3.25万×400口）で一口馬主が募集された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月3日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月2日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、レンブラントにアタマ差交わされて2着となった。

4月27日、連闘で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったゴールデンスピンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスターエンザンに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月27日、連闘で迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモリープリングに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2015年）

2月21日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月29日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたゲマインシャフト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたナリタモード決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月16日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアースゼウスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のナンヨーアイリッドをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

6月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月2日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

6歳（2017年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた25戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた26戦目は、東京中日スポーツ弥生杯（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。