ミエッパリ（2000年生、母レツドスワン）

ミエッパリ（2000年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「見栄っ張り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時10歳）と交配したレツドスワンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方28戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったブイソロンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローレルアイをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月1日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3歳（2003年）

7月27日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

8月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2004年）

5月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から33kg戻して迎えた8戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、金沢競馬専門紙協会特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた9戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた10戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエフワンマッハを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、ケヤキ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラマキに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、ヘラクレス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサクラマキを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて4勝目を手にした。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、南十字星特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた15戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、北陸四県畜産会長賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた16戦目は、おみなえし特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バックドラフトに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5歳（2005年）

4月25日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月5日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキヌガサマッハオーに2馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月24日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた21戦目は、ヒスイ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、ヒスイ特別（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルクメダリストに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月31日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、なみなみBirthday記念（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルブレンドを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた24戦目は、蔵重の店片町No1ビル「GI」賞（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた25戦目は、蔵重の店片町No1ビル「GI」杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた26戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、リードを5馬身以上保って、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた27戦目は、川崎八日会40周年記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

10月25日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、百万石の風味大畑の佃煮杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（13戦4勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンメイワンダーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（14戦4勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、ヒスイ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（15戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた31戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（16戦4勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

6歳（2006年）

1月3日、中3週で迎えた32戦目は、迎春特別（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（17戦4勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、水仙特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（18戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた34戦目は、どき☆どきはるちゃん誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で鬼束亮騎手（19戦4勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた35戦目は、ヒスイ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鬼束亮騎手（20戦4勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。