トウショウオウガ（2011年生、母ブルームトウショウ）

トウショウオウガ（2011年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鬼」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したブルームトウショウが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、地方15戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳B9。

経歴

デビュー前

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2014年）

9月16日、デビュー戦は吉田晃浩騎手を鞍上に据えて、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は551kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオージャスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた2戦目は、一般C2-10（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた3戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた4戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グランピアノに交わされて1馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のボンジュールショウに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2015年）

3月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミアリエルに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワランクアップに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリンセスキラリンに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月2日、中3週で迎えた9戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、千里浜ちびっこ駅伝特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプレミアムカードに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月28日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウオイワケに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中4週で迎えた12戦目は、ピーチャン号デビュー記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、☆祝☆佐々木&伏見結婚記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、トミケンブリランテに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた15戦目は、相原幸子喜寿おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウナギサに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。