ビッグリボン（2018年生、母ブリッツフィナーレ）

ビッグリボン（2018年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「誰よりも大きな結果を結べるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したブリッツフィナーレが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2023年のマーメイドステークス(牝ハンデG3)に勝利した他、2023年の福島牝馬ステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月7日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のピエドラアギーラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月13日、中4週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテリオスマナを3/4馬身振り切って休み明け初戦を物にした。

4歳（2022年）

1月15日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノースザワールドに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月6日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月25日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアナゴサンをハナ差振り切って休み明けの一戦を物にした。

5歳（2023年）

2月5日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったステラリアにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

6月18日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のウインマイティーを3/4馬身振り切って重賞ウィナーの称号をゲットした。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（5戦3勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（6戦3勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。