セリリコーン（1998年生、母トーエイブルー）

セリリコーン（1998年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミュージックタイム（当時11歳）と交配したトーエイブルーが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂東ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦5勝2着1回。2001年のリリーカップ(牝ハンデ地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡部茂夫厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2000年）

10月27日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンシングホーリーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のクリスマスリース特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2001年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた5戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金盞花特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミレニアムレコードに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の菜の花特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のティアラカップ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のタカミスペラーレに4馬身の差をつけて3勝目を収める

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた12戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコデマリ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアブクマドリームに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロイヤルサンデーに1馬身半の差をつけて制した。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（9戦4勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（10戦4勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月24日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（11戦4勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のラストロンリーに3/4馬身の差をつけて5勝目を収める

11月22日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（12戦5勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月31日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（13戦5勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2003年）

5月10日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた20戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。