シルクシンフォニー（2009年生、母クイーンオブタイム）

シルクシンフォニー（2009年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋交響曲」。毛色は栗毛。種牡馬のストーミングホーム（当時11歳）と交配したクイーンオブタイムが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地23戦2勝、地方18戦2勝2着1回。2014年の姫山菊花賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額800万円（1.6万×500口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は田村太雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、R.ドミンゲス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた3戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウインアルエットに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月2日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月22日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月9日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月28日、中9週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメモリーシャルマンに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシルクコスモスをクビ差振り切って3勝目を収める

10月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

11月30日、中5週で迎えた22戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2013ゴールデンブライドルトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（2014年）

1月12日、中5週で迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月11日、中7週で迎えた26戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、春風特別（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、J-PLACEよかわ開設1周年記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた29戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた30戦目は、大阪発刊50周年記念報知澪標特別（園田ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた31戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬でポイント還元賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のエーシンユリシーズに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、デイリーハーバーランド特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた33戦目は、エコフィード特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したハルイチバンに3/4馬身届かず2着となった。

10月10日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた35戦目は、ニッカン菊園特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた36戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6歳（2015年）

1月3日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた38戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

2月26日、中5週で迎えた39戦目は、春愁特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた40戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた41戦目は、花衣特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。