ウインハンズダウン（2004年生、母Critical Factor）

ウインハンズダウン（2004年3月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽勝する」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時5歳）と交配したCritical Factorが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦1勝2着2回、地方14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月24日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルシラートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2007年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエーシンエフダンズを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のチャリティショウに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2008年）

3月9日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（9戦1勝）。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（10戦1勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（2009年）

2月14日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（11戦1勝）。17頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた20戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のファンキードラゴンをアタマ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

7月20日、中3週で迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、シーブリーズ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したユキガフルを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた23戦目は、’09プラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は張田京騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた24戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったブルータブーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月18日、中2週で迎えた25戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた26戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6歳（2010年）

1月19日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた28戦目は、節分賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた29戦目は、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた30戦目は、シリウス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた31戦目は、北極星賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた33戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた34戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。