グットホウライ（1984年生、母クニノキヨコ）

Good Horai

1984.05.20

グットホウライ（1984年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカーネルシンボリ（当時13歳）と交配したクニノキヨコが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）待兼牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1988年）

3月6日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は590kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月12日、連闘で迎えた2戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ダイシンロビンに交わされて5馬身差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた3戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に敗れた。

4月29日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったタカライースタンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月25日、中5週で迎えた6戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったイセユーホーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のジンジャーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のホクセイノボルに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は溝橋秀吉騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（1989年）

5月21日、約9か月半の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、スターオブビジョンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマグマアローに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月24日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月19日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったローベルジェラシーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。