スターオブビジョン（1985年生、母スターシッピング）

スターオブビジョン（1985年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマンオブビイジヨン（当時9歳）と交配したスターシッピングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地17戦5勝2着2回、中央障害8戦2勝2着1回、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の北大路特別(900万下)。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンチェスナッツに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1988年）

5月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1989年）

4月16日、約11か月の休み明けで迎えた3戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた5戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグットホウライを別次元の末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の御嶽特別（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のイチノアミューズに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

8月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本達也騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（1990年）

7月14日、約11か月の休養明けで迎えた11戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったダイタクサンビームにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマヒサボーイにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のフクニチ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月13日、中5週で迎えた15戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジョーモーニングをハナ差振り切って4勝目を奪取した。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジョーモーニングを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（1991年）

11月16日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストンパーシアから1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイビンマイダスに約17馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

12月22日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネヤマオロシに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7歳（1992年）

1月12日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた22戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた24戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月27日、中5週で迎えた25戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた26戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1993年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた27戦目は、中津大賞典（中津ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた28戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた29戦目は、小林秀昭騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた30戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた31戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた33戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は奥下一月騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月28日、中6週で迎えた34戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で奥下一月騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた35戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で奥下一月騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9歳（1994年）

1月3日、中1週で迎えた36戦目は、中津大賞典（中津ダート2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で奥下一月騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた37戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。