アバレダイコ（2005年生、母ジャスミンブリーズ）

アバレダイコ（2005年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「あばれ太鼓」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したジャスミンブリーズが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は504kg。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカラシャフトに3/4馬身届かず2着となった。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシュリクンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月25日、中6週で迎えた6戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったピエナエイムにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

2月11日、中3週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったセッカチセージに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月17日、中8週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

6月15日、連闘で迎えた14戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

8月23日、中9週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったエアマックールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったスターシップにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したホットストックを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月6日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったステイドリームに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のストロングバサラをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（11戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバロズハートを豪脚で半馬身差し切って3勝目を挙げた。

5月9日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（13戦3勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（14戦3勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

10月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（15戦3勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（16戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（17戦3勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

5歳（2010年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（18戦3勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月6日、中6週で迎えた30戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。