アメリカンフェイス（2017年生、母Screen Goddess）

アメリカンフェイス（2017年5月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+顔」。毛色は栗毛。種牡馬のTapit（当時16歳）と交配したScreen Goddessが7歳のときに産んだ仔が本馬である。2022年の佐賀記念(Jpn3)で2着に入った他、2022年のブリリアントステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月19日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のルナエクリプスを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

1月25日、中2週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの呉竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

3月28日、中8週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

6月27日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月13日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたドスハーツ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したカフェスペランツァを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったサンビュートにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

2月14日、中2週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトラモントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

3月13日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポロティアモを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

5月23日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月23日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のホウオウエーデルをハナ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、中7週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

2月8日、中2週で迎えた19戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイパープルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた21戦目は、卯月ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月18日、中6週で迎えた23戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月6日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、G3のみやこステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

11月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2023年）

1月8日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた26戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

3月19日、中9週で迎えた27戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月19日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7歳（2024年）

4月12日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、エイプリル賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。