ラフレシアダンサー（1996年生、母ネツプスダンサー）

ラフレシアダンサー（1996年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のファーディナンド（当時13歳）と交配したネツプスダンサーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八木明広。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦6勝2着4回。2000年のビューチフル・ドリーマーカップ(牝地方重賞)に勝利した他、1999年のひまわり賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八木常郎から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

佐々木恒厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1998年）

6月1日、デビュー戦は西康志騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のグランコロナに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳A（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西康志騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳A（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西康志騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のミズキノデバンをクビ差制して2勝目を奪取した。

8月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西康志騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハイフレンドパークに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月10日、中8週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた6戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、4歳B（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月26日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（1999年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三野宮通騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月5日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で三野宮通騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のウイナーカップ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で三野宮通騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七時雨賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月10日、中3週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた13戦目は、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のハイメロディに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

9月19日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の楓賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で菅原雅文騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のオータムカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原雅文騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原雅文騎手（6戦1勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では伸びあぐねて18着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた19戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、六華賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマライデンからハナ差の2着となった。

4歳（2000年）

5月5日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原雅文騎手（7戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンダーライデンから1馬身3/4差の2着となった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（9戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったデュークマジックから1馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原雅文騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原雅文騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーライデンをアタマ差制して5勝目を手にした。

8月26日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原雅文騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネサイジョオーから8馬身差の2着となった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原雅文騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のピスカリアンジュを3/4馬身振り切って6勝目をつかんだ。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた29戦目は、白神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原雅文騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の早池峰賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（16戦3勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（17戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（18戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

5歳（2001年）

1月9日、連闘で迎えた33戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原雅文騎手（19戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた34戦目は、一般A1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原雅文騎手（20戦3勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた35戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原雅文騎手（21戦3勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた36戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原雅文騎手（22戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原雅文騎手（23戦3勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。