ピスカリアンジュ（1997年生、母エムエスフジノ）

ピスカリアンジュ（1997年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフレイズ（当時9歳）と交配したエムエスフジノが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、地方47戦8勝2着9回。2000年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利した他、2001年のエレガンスカップ(一般牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

葛西勝幸厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（1999年）

8月22日、デビュー戦は南郷家全騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は447kg。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアケノシズマイに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシェイトウショウからクビ差の2着に甘んじた。

10月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後はポロウニアソースと並んで2着同着となった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のポロウニアソースに1馬身の差をつけて制した。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウケイベストから1馬身差の2着となった。

3歳（2000年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったガッサンヒカリから1馬身半差の2着となった。

4月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシェイトウショウに半馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月16日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で南郷家全騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のファーストアイリスに4馬身の差をつけて4勝目を収める

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のやまびこ賞（水沢ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で南郷家全騎手（11戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で南郷家全騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、小林央幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のレインボーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったモリユウヒーローから1馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のサマーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林央幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた16戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のひなげし賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のバラードに1馬身半の差をつけて優勝

9月3日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイダイナマイトに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月24日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったラフレシアダンサーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた19戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた20戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた21戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 小雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイセイユウシャから4馬身差の2着となった。

4歳（2001年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマサコンドルから1馬身半差の2着となった。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグコマンドをクビ差制して7勝目をつかんだ。

5月28日、中3週で迎えた26戦目は、一般A1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（13戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定オープンのエレガンスカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンビューチをクビ差制して勝利を手中に収めた。

9月3日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネサイジョオーから2馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた33戦目は、駒ヶ岳賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた34戦目は、白神賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林央幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2002年）

4月13日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた36戦目は、一般A1（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林央幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた37戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた38戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林央幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた39戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦0勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた40戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は畠山信一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた41戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた42戦目は、牝馬限定オープンのエレガンスカップ（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた43戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（14戦4勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた44戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は畠山信一騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた45戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた46戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた47戦目は、一般A1（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。