リコーパープル（2004年生、母カシワズコース）

リコーパープル（2004年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時18歳）と交配したカシワズコースが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）船越牧場。戦績は、地方23戦4勝2着1回。2006年のタニノギムレット賞に勝利した他、2006年のゴールドアリュール賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、朝野勝洋から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

7月27日、デビュー戦は竹内仁志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエーシンプリンスをアタマ差制して初白星を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた2戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダンスインザダーク賞（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのタニノギムレット賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシアトルレイナに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月1日、中3週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのゴールドアリュール賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたホクトノハリケーン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2007年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月16日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のフリージア特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月30日、中1週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のはなみずき特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の踊子草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

10月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦の江戸菊特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた15戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の週刊Gallop賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた16戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のシャシャポアを半馬身振り切って制した。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4歳（2008年）

2月18日、中6週で迎えた19戦目は、アメジスト特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月11日、中2週で迎えた20戦目は、春田特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のタカラキャンディを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

9月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月16日、中2週で迎えた23戦目は、山茶花特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。