アルスマグナ（2005年生、母Arpege）

Ars Magna

2005.03.02

アルスマグナ（2005年3月2日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「大いなる秘術（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時8歳）と交配したArpegeが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のはなのき賞(500万下)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額4,200万円（10.5万×400口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたアモーレヴォレ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月8日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアラマサロビンソンをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月29日、中2週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3歳（2008年）

3月8日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマルカベストをアタマ差振り切って休養明けの一戦を物にした。