マルサチャーリー（1986年生、母ニシノジャスミン）

マルサチャーリー（1986年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシヤンペンチヤーリー（当時16歳）と交配したニシノジャスミンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の臥牛山特別(900万下)。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月2日、デビュー戦は上籠勝仁騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のニシケンローマンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月17日、中3週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したミホナイスボーイを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のソラリスを半馬身振り切って優勝

8月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は蓑田早人騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の氷ノ山特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の摂津特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月8日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したペルソナクイーンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（10戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミツルチカラを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って制した。

9月1日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のステキナダンスに1馬身3/4の差をつけて4勝目を収める

10月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（12戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（1991年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（13戦3勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。