ミツルチカラ（1986年生、母Cloak and Dagger）

経歴

デビュー前

3歳（1989年）

6月4日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマルカウォーリアに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月5日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキタノタケチヨに6馬身の差をつけて2勝目を収める

4歳（1990年）

1月7日、中3週で迎えた6戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた7戦目は、播州ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川短距離ステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、メルボルントロフィー（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず18着に敗れた。

8月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、マルサチャーリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月18日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ブァンフォーアコーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

5歳（1991年）

2月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトウショウバルカンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上500万下の沖の島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカリバーに9馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月9日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（8戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンテイオーに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月21日、中5週で迎えた16戦目は、メルボルントロフィー（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のメイショウマキーナを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6歳（1992年）

3月22日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた18戦目は、上賀茂ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（11戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に敗れた。

10月24日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、奥多摩ステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、6着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（12戦3勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた21戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（13戦3勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

7歳（1993年）

1月23日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（14戦3勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた23戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた24戦目は、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。