スマイルモア（2021年生、母マリスステラ）

スマイルモア（2021年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時12歳）と交配したマリスステラが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。2024年のクラシックチャレンジで2着に入った他、2024年の赤兎馬賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、組）SRTによって1,595万円で落札された。

坂井英光厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2023年）

10月30日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリヴイットアップに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレイグレースに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2024年）

2月16日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の内川賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ゴールデンブザーに交わされて2馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の八ツ瀬川賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、チャダルクンに交わされて2馬身差の2着となった。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のムットクルフェに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのクラシックチャレンジ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ムットクルフェに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月8日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳オープンの赤兎馬賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

10月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、土器坂賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、汐見坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に敗れた。