パドルボード（2008年生、母マイノチカラ）

パドルボード（2008年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サーフィンの一種。スイスイ波乗りする様走ることを連想して」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時9歳）と交配したマイノチカラが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2 15。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、細川益男によって2,415万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

6月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

8月21日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた4戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく3着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた5戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカシノマリンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したウェイアウトバジーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカシノエイカンに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシルクシャルルーを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーホクカレンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したファランギースを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月4日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ナッティットールに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた15戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。