ミヤジガンバレ（2009年生、母ミヤジプロスパー）

ミヤジガンバレ（2009年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋頑張れ。大震災被災者へのメッセージ」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したミヤジプロスパーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着4回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケビンドゥに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、メイクアミラクルに半馬身交わされて2着となった。

11月13日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のワキノネクサスに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエーシンパナギア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた18戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2013年）

2月2日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、ガールズストーリーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月10日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、恵那峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダノンレジェンドに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする