ケビンドゥ（2009年生、母リトルナムラ）

ケビンドゥ（2009年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋神（仏）。神のようなケビン」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したリトルナムラが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地23戦5勝2着3回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の貴船ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ジャストフレンズに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤジガンバレに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2012年）

3月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のバグダッドカフェに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月4日、中9週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ダッシャーワンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

4歳（2013年）

1月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3月10日、中7週で迎えた13戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルベルティに1馬身3/4の差をつけて3勝目をマークした。

7月6日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、トレボーネに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月4日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の江差特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドナリサに2馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月8日、中4週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

11月17日、中9週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のウィキマジックに1馬身1/4の差をつけて5勝目を獲得した。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5歳（2014年）

1月6日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

8月24日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月25日、中8週で迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

6歳（2015年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、大和ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦2勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

6月11日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月28日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、’15 シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた26戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた27戦目は、スマイルシティ・品川特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた28戦目は、’15インタラクションカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた29戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。