テラノパスポート（2001年生、母カガノロマンス）

テラノパスポート（2001年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋パスポート」。毛色は芦毛。種牡馬のプレザント（当時11歳）と交配したカガノロマンスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋耀代。戦績は、中央平地1戦0勝、地方8戦3勝2着1回。2003年のトウカイテイオー賞に勝利した他、2003年のローレル賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木一夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

5月5日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフラワーサークルに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月10日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのトウカイテイオー賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクラメガミに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月5日、中7週で迎えた3戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフサイチコンコルド賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた6戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったビービーバーニングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月30日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3歳（2004年）

11月9日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンルンルンを半馬身振り切って休養明け初戦を物にした。

5歳（2006年）

7月23日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた9戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、江ノ島特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。