メタフィジクス（2011年生、母アシュレイリバー）

Metaphysics

2011.02.02

メタフィジクス（2011年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「形而上学」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したアシュレイリバーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2015年のハートビートナイターマイルカップ(一般C1三四)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって1,890万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月11日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月17日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた6戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

12月1日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月13日、中5週で迎えた8戦目は、サイトウユウシ生誕2年祭（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のヒシスカイガイに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、ゆきやなぎ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、週刊ギャロップ新装刊記念（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーバークロックを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

6月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハートビートナイターマイルカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタケデンマガジンに1馬身の差をつけて優勝

7月17日、中4週で迎えた13戦目は、ヒマワリ賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、はちみつ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。