マキバスクリーン（1988年生、母トツプスクリーン）

マキバスクリーン（1988年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時22歳）と交配したトツプスクリーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地36戦7勝2着4回。1994年のKBC杯(オープン)に勝利した他、1994年の神無月ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナノロンシャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るポットグラードを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦2勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦2勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月1日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のポットグラードに1馬身半の差をつけて休養明け初戦を物にした。

4歳（1992年）

1月5日、中4週で迎えた9戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（5戦3勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた10戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（6戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた11戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、グランドロケットにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月28日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（8戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツキノコガネに1馬身3/4の差をつけて4勝目をマークした。

4月25日、中3週で迎えた13戦目は、栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（9戦4勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で藤田伸二騎手（10戦4勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で藤田伸二騎手（11戦4勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた17戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのKBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ヘイセイシルバーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中3週で迎えた18戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウホムラに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、スカイブルーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチェリーコウマンに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（1993年）

5月29日、約8か月半の休み明けで迎えた20戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月3日、中4週で迎えた21戦目は、京洛ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのKBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ヘイセイシルバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6歳（1994年）

4月23日、約9か月の休養明けで迎えた23戦目は、栗東ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた24戦目は、シルクロードステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（13戦4勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた25戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

7月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（8戦2勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた27戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のエクセレンスロビンをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

8月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、関越ステークス（新潟ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月8日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、フジノマッケンオーに交わされて5馬身差の2着となった。

11月12日、中4週で迎えた30戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

12月17日、中4週で迎えた31戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（14戦4勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

7歳（1995年）

1月16日、中3週で迎えた32戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（15戦4勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

2月18日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4月22日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた35戦目は、摩耶ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（16戦4勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。