アドマイヤハレー（2018年生、母アドマイヤシーマ）

アドマイヤハレー（2018年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ハレー彗星より。晴」。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したアドマイヤシーマが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月16日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイコマンドを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2021年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの利尻特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月5日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアオイゴールドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月20日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月21日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

5月29日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルヒッツェを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月3日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月16日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、6着に入り込んだ。

11月12日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、中7週で迎えた17戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンリョウにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月23日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったカーペンタリアにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

5月21日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシンティレーションをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月30日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

9月30日、中8週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

12月9日、中9週で迎えた23戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず最後はカーペンタリアと並んで8着同着となった。

6歳（2024年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のジオフロントに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

1月21日、中1週で迎えた25戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月23日、中8週で迎えた26戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

8月3日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月3日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。