ピースオブレグルス（2003年生、母レグルスバンダム）

ピースオブレグルス（2003年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さな王の平和」。毛色は芦毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時15歳）と交配したレグルスバンダムが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は阿部栄乃進。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、地方25戦3勝2着3回。2008年の新ひだか町特別(一般)で2着に入った他、2008年のJAむかわほほえみ特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月26日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月31日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のイエローロンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったグロスターチャームから1馬身半差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の日高こんぶ特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレコネクションに4馬身の差をつけて優勝

12月18日、中5週で迎えた9戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2006年）

1月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシルクウィザードをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月18日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったエイシンラージヒルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月12日、中4週で迎えた15戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたシルクヒーロー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

6月21日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ブラックホーク賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2008年）

1月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた17戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

2月3日、中4週で迎えた18戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた19戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

2月24日、連闘で迎えた20戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、祝・岩松正剛特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月6日、中9週で迎えた21戦目は、カルビーポテト特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム1（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、サムライハート賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウヘリオスをクビ差制して久々に白星を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた25戦目は、ブラックホーク賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

8月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、JAむかわほほえみ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったアーペレーヌから1馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた27戦目は、ディープインパクト・プレミアム3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、キッケンクリス賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、マイネルラヴ賞（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったアドミラルサンダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた31戦目は、NOSAI日高特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた32戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6歳（2009年）

2月22日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた34戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた35戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた38戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。