クリノアルプス（2010年生、母サラトガワールド）

クリノアルプス（2010年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アルプス山脈より」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時19歳）と交配したサラトガワールドが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、中央平地11戦0勝、地方30戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2014年の一般C3ホ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大滝康晴から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月22日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

3歳（2013年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月5日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したツカサリバティーにクビ差届かず2着に惜敗した。

10月20日、中1週で迎えた13戦目は、梶ヶ森天文台特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた14戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、アペックス西日本特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックザパーティを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、高知三菱本店落成特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月15日、中1週で迎えた20戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第1戦（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた21戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、トチノミネフジ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、祝 2500勝特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた23戦目は、自然王国白滝の里特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、サイモンリッターに交わされて1馬身差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた25戦目は、酔って候特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた26戦目は、ハッピー誕生日特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセトパラダイスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、連闘で迎えた27戦目は、賀谷祥平騎手を鞍上に迎えて、ドロメ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた28戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったバトルファイターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中1週で迎えた29戦目は、大豊町の碁石茶特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したアクアライナーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月17日、中2週で迎えた30戦目は、焼き切り塩タタキ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のザサンデーをアタマ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

6月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（9戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサイキョウアサカゼに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた34戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったセトパラダイスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月13日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3-4（高知ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（10戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミラクレストに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月27日、連闘で迎えた37戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、君が渕特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた38戦目は、臼碆特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（10戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた39戦目は、馬券師すう特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したパワーオブシャドーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山頭信義騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた41戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、木下智史特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。