レインボーブラック（1989年生、母カイソウトカチ）

レインボーブラック（1989年5月25日）は、日本の競走馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時15歳）と交配したカイソウトカチが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）瀬戸牧場。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回、地方13戦3勝。主な勝ち鞍は1994年の八海山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

4月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフェアリーズンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイイデロジカルをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（1993年）

5月8日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のトウトキングに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5歳（1994年）

2月18日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月6日、中8週で迎えた12戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノーザンレインボーに1馬身1/4の差をつけて3勝目をゲットした。

10月2日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

11月26日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6歳（1995年）

9月6日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のインターゴールドをハナ差制して久しぶりの一戦を物にした。

10月2日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、神無月特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイランドプリンスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月27日、中3週で迎えた18戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月21日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、トパーズ特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石井勝男騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクミココマチに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、‘グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石井勝男騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1996年）

1月12日、中2週で迎えた21戦目は、旭特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石井勝男騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた22戦目は、初春特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石井勝男騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、ベストスパー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石井勝男騎手（7戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた24戦目は、水郷特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石井勝男騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた25戦目は、パール特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で石井勝男騎手（9戦3勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた26戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石井勝男騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた27戦目は、葉月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石井勝男騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で石井勝男騎手（12戦3勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。3着を確保した。