アップルアロー（2000年生、母ヒットザスポット）

アップルアロー（2000年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小さな的を正確に射抜く（母名より連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時17歳）と交配したヒットザスポットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の北海ハンデキャップ(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月29日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月13日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はクラシックブレードと並んで8着同着となった。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のワイアットアープをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2004年）

1月17日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

6月19日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したミュゲドボヌールを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のホシノプレゼントに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下のダイナガリバーメモリアル（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

5歳（2005年）

6月25日、約11か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクマイスターを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミキノマーベラスを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。