ミュゲドボヌール（2000年生、母ゴーンプロフェッショナル）

ミュゲドボヌール（2000年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸福のすずらん（仏）」。毛色は青毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したゴーンプロフェッショナルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地32戦4勝2着2回、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の鈴鹿特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

5月22日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月1日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のミスシェイヴィアンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビューティープリマに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月13日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3歳（2003年）

3月9日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月2日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2004年）

6月19日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアップルアローに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

10月2日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

11月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したカデンツァにクビ差届かず2着に惜敗した。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウヨウを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

4月17日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

7月24日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のメジロカールを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

12月24日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた31戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた32戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のプリティメイズをクビ差振り切って制した。

7月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた34戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したストーンブリッジに半馬身届かず2着となった。

8月27日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた37戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月2日、中7週で迎えた38戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では伸びが鈍く18着に敗れた。