ダイワアプセット（2002年生、母ダイワリプルス）

ダイワアプセット（2002年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋番狂わせ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したダイワリプルスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。2005年の共同通信杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴェルティージュを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のライトニングボールに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

2月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、逃げるストーミーカフェを差し切れず、2馬身半差の2着となった。