ダディーズドリーム（1999年生、母ダディーズシューズ）

ダディーズドリーム（1999年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時16歳）と交配したダディーズシューズが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地39戦7勝2着1回。2005年、2006年と目黒記念(ハンデG2)で2回3着に入った他、2002年の青葉賞(G2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月4日、デビュー戦は高田潤騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のノーズスナイパーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2002年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイネルジェムに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月27日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（2003年）

6月1日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のランドチェイサーに2馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6月22日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウカイリザーブを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月15日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（6戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（2004年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のサクラローレルメモリアル（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下のコレヒデメモリアル（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下のコダマメモリアル（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイジョーカーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月2日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアイポッパーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6歳（2005年）

1月16日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高田潤騎手（9戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた30戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルートルネードに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

5月21日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（9戦2勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のラヴァリージェニオに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

10月9日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた36戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7歳（2006年）

5月28日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8歳（2007年）

4月21日、約11か月の休み明けで迎えた38戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの東京競馬場グランドオープン記念（東京芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（10戦2勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では速い脚を使えず18着に終わった。