メモリーフェアリー（1989年生、母ハシマイルド）

メモリーフェアリー（1989年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハシクランツ（当時13歳）と交配したハシマイルドが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は榊原敏明。戦績は、中央平地21戦1勝、地方20戦6勝2着4回。1993年の東海菊花賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

1月12日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた2戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイユーランサーを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた18戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（8戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノリズムに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた23戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のケイクリークをクビ差制して1着ゴールを果たした。

4歳（1993年）

1月2日、中1週で迎えた25戦目は、ニューイヤー特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた26戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイクリークに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月14日、中3週で迎えた27戦目は、白梅特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノアドニスに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

3月1日、中1週で迎えた28戦目は、れんぎょう特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったレットファスターから半馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた29戦目は、すみれ草特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた30戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた31戦目は、B1（名古屋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で児島真二騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のレットファスターに2馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

5月7日、中1週で迎えた32戦目は、スポニチ杯（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で児島真二騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた33戦目は、白藤特別（名古屋ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で児島真二騎手（11戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったレットファスターから3馬身差の2着となった。

6月10日、中3週で迎えた34戦目は、白バラ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で児島真二騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサンフューチャーに2馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、ガーベラ特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で児島真二騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月16日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた36戦目は、酒井章騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた37戦目は、スプリンター争覇（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（14戦6勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた38戦目は、サードニクス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井章騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた39戦目は、豊明特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（15戦6勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた40戦目は、オパール特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（16戦6勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエースアスリートからアタマ差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた41戦目は、東海菊花賞（名古屋ダート2500m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（17戦6勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒデノデュレンから1馬身半差の2着となった。