タイセイサルート（2014年生、母ハローオンザヒル）

タイセイサルート（2014年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋挨拶」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時14歳）と交配したハローオンザヒルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方24戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の西日本豪雨被災者支援(一般C2四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千葉飯田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、千葉飯田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって486万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、田中成奉によって2,268万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

6月26日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

12月24日、中6週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2017年）

2月5日、中5週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月24日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月13日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月5日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、浦河町うらら湖賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンカプシーヌに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月3日、中3週で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ヴィクトリアレーヴにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のショーショーサを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月25日、連闘で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラヴブロッサムにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2018年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、鈴木麻優騎手引退セレモニーデー（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、スイセン賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（9戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュヴァルミニョンに6馬身の差をつけて優勝

7月16日、中1週で迎えた28戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた29戦目は、西日本豪雨被災者支援（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマタケデュックを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、マツバボタン賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦2勝）。5頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた32戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B2七（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。