ラインゴーワイルド（2008年生、母パーティミント）

ラインゴーワイルド（2008年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋熱狂」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したパーティミントが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月23日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた5戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイオーワールドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロサーシャを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセーヌドパリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノルナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月7日、連闘で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったアドマイヤアクアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹下太騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のプレミアムミユキに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で迎えた12戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹下太騎手（7戦4勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で竹下太騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニューギャロップに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月10日、連闘で迎えた14戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で竹下太騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィールドポップを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月24日、中1週で迎えた15戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で竹下太騎手（10戦6勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で竹下太騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のザギンガノホシをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

3月23日、中1週で迎えた17戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で竹下太騎手（12戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、知くん優花ちゃん出産おめでとう（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で竹下太騎手（13戦7勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた19戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で竹下太騎手（14戦7勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で竹下太騎手（15戦7勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したススキノドリームにクビ差届かず2着となった。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で竹下太騎手（16戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったウィングヴェールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で竹下太騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた23戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で竹下太騎手（18戦7勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で竹下太騎手（19戦7勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた25戦目は、彦星賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で竹下太騎手（20戦7勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマートソロモンにクビ差届かず2着となった。

9月7日、中3週で迎えた27戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、日雀賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた28戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月1日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた30戦目は、亥の子賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。