イッツアワターン（2017年生、母メイクヒストリー）

イッツアワターン（2017年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「俺たちの番だ(IT'Sは共有者の名に因んで)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時19歳）と交配したメイクヒストリーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月10日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は416kg。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったショウリュウハルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はベッラヴォルタと並んで1着同着となった。

9月29日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

12月7日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中5週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの菜の花賞（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月12日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月24日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

4歳（2021年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

8月15日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず15着に終わった。

5歳（2022年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、くれえいぞうあやちゃん結婚おめでとう記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウユーママママを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のコデマリ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバナナムーンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のガーネット賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、たくみとやすは結婚記念賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモフェリークに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月26日、中3週で迎えた25戦目は、名舟大祭御陣乗太鼓特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンバビロンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（8戦3勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴェロニクに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、☆吉本範彦「生誕50周年」記念カップ☆（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた28戦目は、石川県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（10戦4勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた29戦目は、杏子お誕生日おめでとう記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（11戦4勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた30戦目は、今年もやります!川添杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（12戦4勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた31戦目は、手取川サーモンフィッシング特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（13戦4勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた32戦目は、石井祐子バースデー賞特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のロベリア賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6歳（2023年）

1月18日、中8週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた34戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた35戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上B1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた38戦目は、太子ひまわり特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山龍太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた39戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山龍太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。